エステ1回のフェイシャルで使うタオルの枚数
エステサロンのタオル発注は金額が小さく見えるため、枚数の数え漏れが起きやすい項目です。理由は単純で、1回の施術が2つの異なる製品範囲からタオルを取るからです。しかもそのうち1つは、見た目が「フェイスタオル」ではありません。
フェイスの層
クレンジング、ピーリング、パック除去、最後の拭き取り。ここでフェイスタオルを使います。スパ・ビューティー向けとして記録されている寸法は15×20、20×20、20×30、25×30、30×30、30×40cm、目付は50〜100 GSM、梱包は折りたたみスパパックです。15×20と20×20はパックとクレンジング、30×30と30×40はデコルテを覆う、あるいは頭側のベッドを保護する用途です。1回の施術で複数サイズを使い、しかも同じサイズではありません。
ベッドとハンドの層
2つ目の範囲はサロン系のタオルで、基準寸法は40×80cm、目付50〜100 GSM、梱包は50枚/packです。フェイシャルでは、施術中に手を置く位置、首の下に巻く位置、ピローを覆う位置で使います。水を使わない場面でも消費されるため、「フェイスタオル」だけを数えていると、別の何かが足りなくなります。
サロン単位の発注数
1日の施術数、施術あたりのサイズ別枚数、営業日数を掛けて算出します。このとき合計ではなくサイズ別に掛ける必要があります。サイズごとに減る速さが違うからです。20×20は十分あるのに30×40だけ1週間切れている、という状態は、患者さまがベッドに横になるまで気づきません。当社はフェイシャル1回あたりの枚数を公表していません。45分のエクスプレスと90分の多工程施術では、誤差では済まない差が出るためです。
pack単位が効く理由
サロン系の50枚/packと、フェイス用の折りたたみスパパックは、いずれも数えるための単位です。ルームごとにpack単位で払い出すと、棚卸をしなくても消費量が数字として読めます。根拠で発注するか、記憶で発注するかの差はここです。
記録にない項目
フェイス範囲には吸水性、柔らかさの評点、皮膚接触に関する効能の記録はありません。基本仕様は低刺激性や皮膚安全性の主張を裏付けるものではない、と当社は明示しています。敏感肌向けと謳う施術は、タオルの素材から推測するのではなく、独自の裏付けが必要です。
記録済みの仕様は使い捨てフェイスタオルと使い捨てタオルに、サロンでの使い方はビューティー・ネイルサロン向けに記載しています。