不織布タオルの記録で「吸水性」が意味するもの
買い手は吸水性のあるタオルを求めます。サプライヤーは目付で答えます。この2つは同じことを言っておらず、その隙間で、承認から3週間後にサンプルが却下されます。
当社では吸水性は記録項目ではありません
当社の製品データは材料系統、目付、寸法、表面、梱包、カスタマイズを記録しています。吸水量、吸水速度、乾燥時間の数値は記録していません。したがって公開もしていません。これは記録の限界であり、タオルが吸水しないという主張ではありません。買い手が、当社が捏造せざるを得ない数値の上に比較を組み立てるべきではない、という意味です。
記録が与えてくれるもの
試験方法なしで買い手が筋道立てて考えられる形で吸水性を動かす項目が3つあります。1つ目は材料系統です。スパ・ペット向けには5系統が記録されています。ビスコース、ビスコース/ポリエステル、綿、木材パルプ/ポリエステル、木材パルプ/ポリプロピレンで、サロン向けは100%ビスコースです。2つ目は目付で、単位面積あたりどれだけ繊維があるかを決めます。3つ目は表面で、無地のウェブとエンボスしたウェブでは濡れた面への接触面積が異なります。
見落としやすい構造の一点
範囲内の1つの記録は、合計GSMを注意して読む必要がある理由を示しています。使い捨てバスマットは合計120 GSMで、その合計には40 GSMのPEフィルム裏地が含まれます。フィルムは吸収層ではなくバリアなので、不織布の表面は120 GSMの不織布ではありません。このマットを120 GSMのタオルと重量だけで比べると、フィルムの分だけ比較が狂います。
数値を捏造せずに決める方法
吸水の主張がある場合は、その背後の試験方法を、結果と条件と併せて求めてください。方法のない数値はサプライヤー間で比較できません。含浸時間、水切りの時間、サンプルを濡れたまま量るか滴らせてから量るかが方法ごとに違うからです。方法が示されない項目は未記録として扱い、サンプルで試験してください。一定面積のタオル、一定量の水、ストップウォッチがあれば、データシートより速く2つの候補を分けられます。
仕様書ではどう書くか
要件は形容詞ではなく試験として書きます。「10 × 10 cmのサンプルで5秒以内に20 mlを吸水する」は合否を出せる仕様です。「高い吸水性」はあらゆるサンプルレビューを通過して何も決めない言葉です。